橋本剃云

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剃髪・愛の会

読者さまからのおたより その13

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本日最後のご紹介は、自主制作映画の断髪シーンを体当たりで…というお話です。

●2018.08.13 Lさん(女性)

私は演劇部に入っていて、つい先日頭を丸坊主にしました。

私たちは文化祭で発表するためのビデオをカメラで撮って編集して映画にして文化祭で公開します。その映画で私が先生に頂いた役がいじめられっ子いろいろな仕打ちを受けてその子が自殺して周りに不幸が襲ってくるという話のいじめられっ子の役です。

この役では劇中にイスで手足をしばられ、はさみで太もも近くある髪をバリカンで刈られるというシーンがあるのですが、先生にはこの映画ではあなたはかつらをかぶってね。といわれました。

ですが、私は完璧なものを作りたかったので地毛生かして(ママ)ください。と言いました。

すなわち、それは頭を丸めるという意味です。私の髪は一度も切ったことがなくて、太ももまで髪があります。先生にはかなり止められました。ですが、私は地毛でやりました。

劇中では落ち武者でいじめられっ子の断髪が終わるのですが、そこの中だけでも私の髪が無残に落ちていくシーンが感慨深いものです。

ですが、そこで問題点がありました。いじめっ子の役の女子がバリカンの長さを間違えたのです。ほんとは12ミリだったんですが、アタッチメントをつけ忘れていたみたいで、私の髪は五厘で刈られました。その後、私の髪を刈った子は責任を感じて頭を丸めて来ました

そして私は丸坊主になりました。今は夏休みで演劇部はなかなか関わりがないので、まだ演劇部以外には、丸坊主はばれていません

丸坊主の感想

やっぱりバリカンが真ん中に入った時は泣きました。今まで伸ばしてきたのでかなり辛かったです。でも役作りだから仕方がないです。でも映画を撮り終えた後、演劇部の女子メンバーはみんな頭を五厘で丸めてくれてうれしかったです。

もう坊主にはあまりしたくないですが、演技は続けたいので、役作りでまた頭を丸めることはあるかもしれないです。(かつらつけやすいので)

近々、また映画を撮るのですが、かつらは暑いので、つるつるにしたいと思います。

役作り女優さんが丸坊主に…という話は最近、割とよく耳にするようになりました。ワタクシが若かったころ『エイリアン3』『G.I.ジェーン』といった一部のハリウッド映画にそういうシーンが出てくる程度、という状況だったのですが(ちなみに、夏目雅子さんの『西遊記』は記憶にありません)、21世紀に入ってからは国内でも『世界の中心で、愛をさけぶ』『友情』などの作品が大々的に話題になりました。特に『友情』は、舞台劇として毎年上演される定番作品になっています。

※『友情』に関して、参考になりそうなリンクを2つほどご紹介しておきます。

今回も「完璧なものを作りたかったので」という根性はやはり敬服に値します。その前提に立つと、死んで祟りを起こさせるほどの壮絶ないじめという設定なのですから、いじめっ子がわざわざ手加減して12mmに刈るほうが、むしろ不自然なようにも思えます。ここは最初からアタッチメントなしで行ってしまっても、「役者魂を全力で注入するという意味ではそれでよかった」と言えるのではないでしょうか。泣いてしまったのも、観客からしてみれば「迫真の演技」という評価が間違いなくついてくるでしょう。

「もう坊主にはあまりしたくないですが」とのことで、弊社が元々のターゲットにしている「剃髪のリビドー」のある方とはちょっと違うタイプの事例だとは思いますが、女性の丸刈りが必ずしもタブーではない、そういう空気が世の中に広がってきているのは大いに歓迎したいと思います。

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以上、長らくのお付き合いありがとうございました。
今日のおたより紹介はこんなところで。
 

その12 女友達の毒牙にかかって自身もそちらの道へ…というJDさんの話

その14 リビドーのめばえは4歳のころ