★怪しい挨拶、やってます★
しばらく前から、Twitterでリプライや引用リツイートをする際の書き出しを「こんにちは❤怪しい者です(笑)」というフレーズで始めるようにしています。最近ではTwitter以外の場所、例えばYahoo!知恵袋でも愛用するようになりました。PCのユーザ辞書には「こここ」という短縮よみで「こんにちは❤怪しい者です(笑)」という文章が一発で出てくるようにしてあります。
というのも、そもそもこのアカウント、名前・アイコン・プロフィールに至るまで、どこからどう見ても明らかに怪しい外見の造りに、あえてしてあります。(そういうアカウントを作るなよと言われればそれまでなのですが、こういうのはインパクトが大切なんです!笑)そういうわけなので、初対面の相手に「何だこいつは?」と思わせないための牽制球としても、このフレーズを愛用しています。
このフレーズに巡り合う前には、不用意なお声がけで「不審者」「変質者」扱いをされて即座にブロック、ということも時々ありました。結局、このフレーズをいつ発明したのかはもう思い出せないのですが、それ以来、最初にきちんと挨拶をしてさえおけば、以前のように邪険にされることは少なくなりました。
ちなみに、病気・怪我などのかた、すなわち、ご本人の意に反して髪を失われる方については、「まずはお見舞い申し上げます」のような些細な気配りが実は大きくモノを言うのですが、それも上記のフレーズとワンセットにすることで笑いを取りに行くことができて、そこから一転して真剣な話に切り替えることで、大抵はそのまま好感を持って耳を傾けてくれるようになったように思います。
★でも、元ネタわかります?★
さて、常識的に考えれば初対面の相手に対して、自らへの警戒心を起こさせる「怪しい者です」なんていう言い回しは使わないものです。だから弊社のご挨拶でも末尾に「(笑)」がついているわけですが、これは当然、某所でよく使われていた「怪しい者ではございません」というフレーズが元ネタです。
おそらく昭和生まれのかたなら「テレビの某人気番組で、何ヵ月かに一回はこのセリフを聞いたねえ」と懐かしむことかと思うのですが、今はもう、昭和が終わってから既に30年以上が経過しています。弊社からお声かけをさせていただく皆さんも、おそらく半数以上は平成生まれでしょう。
というわけで、果たして平成生まれの皆さんはこのフレーズをご存じなのか、ちょっとしたアンケートをTwitter上で実施してみました。
【アンケート】弊社ではしばらく前から、 #坊主応援 の引用RT等で
「こんにちは❤怪しい者です(笑)」
というツカミの挨拶を使用しています。フォロワーの皆さんは、この挨拶の元ネタ「怪しい者ではございません」を以前からご存知でしたか?
- 昔、テレビ番組によく出てきたから知っている
- テレビで観た記憶はないが、なぜか由来はわかる
- そのフレーズは知っているが、元ネタは知らない
- ほとんど聞いたことがない
https://twitter. com/ LoveTonsure/ status/ 1294233638683308034 1週間のアンケート期間中の投票数は16票(橋本自身の1票を含む)。その結果がこちらの画像です。
…この結果を見て、ちょっと驚いています。選択肢3の書き方がちょっと曖昧だったかな、という点は気にかかっているのですが、選択肢1を選んだ方が実質ゼロ、というのはさすがに予想外でした。
この結果からワタクシが読み取った感想としては、こんな感じです:
- そうか、今の若い人たちには「お茶の間で家族揃ってテレビを見る」という経験が少ないもんなあ…。
- というか、そもそもテレビ自体を全く観ない人だって珍しくなくなったもんなあ…。
- とすると、若い人が時代劇(→この後ろの種明かしへ)を見る機会なんてほとんどないよね…。
それでも下記のように反応してくれた方がいらっしゃいますし、毎回のご挨拶の際の皆様方のウケも決して悪くないので、しばらくはこれで続けてみようと思います。
彩 蝶衣 @A_seaforestこのツカミ、大好きなのでこのままいってほしいです
https://twitter. com/ A_seaforest/ status/ 1296778422715179008 ❤ ❤ ❤ ちなみにワタクシ自身も実際、今はテレビよりもYouTubeを観ている時間のほうが明らかに長いのですが、それでもまだまだ、「テレビなんて要らない!」とまでは思いません。
なのでこの結果を見て、「自分もとうとう『老人』の仲間入りをしてしまったか」と驚愕してしまいました。きっと今から30年くらい経ったころには、昔の定番フレーズ「明治生まれの…」とよく似たニュアンスで「昭和生まれの…」が頭の硬い人の代名詞になっているのでしょうね。
●ちなみに余談ですが
ワタクシの場合、観ているテレビ番組の約半分はNHKだと思います。なので、なんの不満もなく受信契約を結んでいます。とはいっても、大相撲中継と野球中継を除外すれば半分以下になるかもしれません。
もちろん、そのNHKもニュース報道に関してはもはや「one of the many」でしかありませんし、それ以外にもNHKには色々と問題がある、ということも当然のように知っています。それでも一部の領域、たとえば近代史ドキュメンタリーなどでは、NHKは他の映像製作会社の追随を全く許さない日本のトップランナーだと思っています。
(このへんのことですが、既に確保したはずの参議院議員のイスをわざわざ捨ててまで当選直後の参議院補欠選挙に出馬された、そしてそのまま玉砕されたT・Tさん、ちゃんと認識できていますか?)❤ ❤ ❤ ★種明かし:元ネタの出どころは★
さて、このフレーズの元ネタ「怪しい者ではございません」の出どころは、往年の時代劇、特に『水戸黄門』や『暴れん坊将軍』で時おり出てくるシーンを意図していました。
つまり、正義の主人公(黄門様や将軍吉宗)の使いの忍者が要人(家老の悪事を知らないお殿さまなど)の寝室に忍び込んで、そこの主から「何やつ?」と問われたときに返すセリフです。「怪しい者ではございません。上様からの書状をお届けにあがりました。」みたいな流れですね。そして手紙を手渡された人は、その内容を読んで真実を知り、驚愕するわけです。
『水戸黄門』はBS-TBSで、『暴れん坊将軍』はBS朝日で、昔の作品がほぼ毎日、1日1本のペースで再放送されています。アナタももし「ここのところYouTubeにも飽きたな」という思いが頭をよぎったならぜひ、昔の番組の再放送をじっくり視聴してみるのも悪くないんじゃないでしょうか。
あるいは、時代劇以外だと刑事ドラマもこの手の再放送の定番ですが、こちらは登場人物が取調室などで堂々とタバコを吸っていたりして、「わずか30年前なのに、昔はこんな世の中だったのか!信じられない!」という発見が待っていますヨ。
❤ ❤ ❤ ではでは、今日はこんなところで。
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