★今回はDDさんです★
今回は男性のかたです。「いままで自分は女坊主フェチだと思っていたけど、ふと気付いてみたら実はセルフ剃髪フェチでもあった」という男子大学生のかたです。
●2018.11.30 PN「剃髪したい」さん（男性、高卒相当〜20代、SoftBankのiPhone使用）こんばんは！剃髪のことを調べていて気になりメールしました。
もともと僕は剃髪フェチです。女の人が剃髪するのに興奮してましたが
よくよ 考えたらボク自身も剃髪したいなって思いました。学生なので剃髪したら周りから言われるし かといって剃髪しないまま過ごすのもダメだなーっておもいます
今とても自分で剃髪したいんですが いい方法ありますか？
●「学生なので」？
今回のかたの場合、キーポイントは「学生なので」の一言に尽きると思います。これはけっこう重要で、むしろ学生だからこそ、エライヒトたちの目を気にすることなく堂々と剃髪に挑戦できるんじゃないんでしょうか。周りは好奇の目で見るかもしれませんが、だいたい1週間もすれば落ち着きます。さらにもう少し耐えて、剃髪生活を1ヶ月くらい続ければ、周りももはや「剃髪していない姿を思い出すほうが難しい」という状態になります。
（なので、剃髪初挑戦の人に「30日ルール」という手法をおすすめしている人もいます。【「30日ルール」について：坊主・剃髪デビューに失敗しないための心構え】のページをご参照ください。
これがもしいま、貴男がお堅い会社のサラリーマンだったらどうなるでしょうか？下手をすると、永遠に昭和の時間が脳内に流れているカタブツの上司から
お客様を威嚇するなんて
とんでもない。
すぐ元に戻せ！
というわけで、学生時代のうちにこそ剃髪デビューに挑戦されることを強くオススメします。
●では、いつ決行する？
問題は剃髪決行のタイミングですが、バツの悪いことに今は冬です。（このおたよりをいただいたのは2018年11月30日、記事を書いている今は12月です。）
これがもし夏場（早いところではゴールデンウィークの前後から始まって、梅雨を経て夏の猛暑、最終的にはおおむね秋のお彼岸ごろまで）であれば「暑いから」の一言が錦の御旗として通用するのですが、いまの時期だと、「ナゼ、こんな寒い時期に？」と質問責めに遭う可能性があります。
というわけで、今から剃髪デビューを目指すのであれば、選択肢は4つほどあると思います。（なおいずれの場合も、事前に【自剃要諦：初回は理容室で】をご一読ください。）
- 年越しのタイミングで、「清々しい気分で新年を迎えたい」と称して剃髪決行。
…ウケ狙い最優先の場合の選択肢です。この場合、大晦日の夕方あたりに床屋で剃髪を決行して、そのまま初詣に行って剃りたてホヤホヤの頭をお披露目しましょう。
（この場合、新学期になって再会するクラスメイトには、「年が変わったので、気分転換に何か新しいことに挑戦してみたくなって」とか「今年一年はマジメに勉強に打ち込もうと思って」とか何とか、テキトーにお茶を濁しておけばいいでしょう。）【デメリットも】
冬の夜明け前の時間帯は、年によってはかなり冷え込みます。私自身、ある年の元旦に気合いを入れて剃髪して終夜運転の電車で初日の出を見に行ったのですが、見事に風邪をひきました。（とはいってもこれは、昼間の暖かさに油断してトップスは下着の上にYシャツ1枚だけ、という服装にも問題があったと思いますけどね。） - もし年明けに成人式を控えているなら、その席上で剃髪姿をお披露目。
…今は大学生のようですが、もしかして、今年度に成人式を迎えられるのでしょうか？その場合、成人式の本番で「晴れの場だから」と称して剃髪姿をお披露目するという手もあります。久々に再開する同級生たちには、盛大に祝福されることでしょう。
【デメリットも】
この方針の場合、不倶戴天の最大の敵は貴男の両親です。貴男の両親世代はまだ「坊主頭、イコール、懲罰」という短絡的思考で凝り固まっていますから、もし強硬に反対されるようなら、式本番ではなく、式が終わったあとの夜の同窓会あたりを狙ってみてください。あと、これは言うまでもないことですが、スーツの着こなしはつとめて清楚に。ヤクザ風に見られかねないコーディネートは絶対にしないようにしてください。少し古いアニメですが、『Yes!プリキュア5』
・『Yes!プリキュア5GoGo!』でのブンビーさん（→画像検索「プリキュア5 ブンビー」）とカワリーノさん（→画像検索「プリキュア5 カワリーノ」）の着こなしを比べてみるのが好例でしょう。
- 新年度になって、クラス構成が大幅に入れ替わるタイミングを狙う。
おたよりの記載からは「大学生」とだけしか読み取れないのですが、今の学年は何年生でしょうか。もしかして、来年の4月から環境が大きく変わって、学科内の少人数でのゼミなどのウェイトが増えてくる、なんてことはありませんか？
もし偶然にも来春に、またはスケジュール的にそれ以降の年に、そういう機会があるのであれば、4月の新年度に合わせて剃髪デビューを果たすという手があります。そうすれば、大半の人はそのときがハジメマシテなので有髪時代の貴男のことを知りませんし、ごく少数だけ残った腐れ縁の旧友たちには上記と同様に何かテキトーなことを言ってその場を取り繕っておけばいいのです。
【写真をどうする？】
もしかしたら来春は学生証の発行替えのタイミングになっていて、そのために大学から「新しい顔写真を提出せよ」という指示が出ていませんか？もしそうだとすると、できれば今のうちに剃髪の顔写真を撮っておきたいところです…が、そうすると「4月に満を持して剃髪デビュー」という計画より前に剃髪を決行しなければいけなくなってしまいます。もしそういうスケジュールだとすると、そもそも学生証というのは同級生とお互いに見せあう類のものではないので（むしろ、貴男のことを知らない赤の他人に見せるケースがほとんどでしょう）、学生証の写真は有髪のまま、ということもできます。
…もしそれで大学の教務課から「写真と実物とで髪型が違うのは問題だ」と言われたら？まあ、そんなタコな人はもう絶滅しているとは思いますが、万一そうなったら、そのときは堂々と「じゃあ、この写真（←あらかじめ剃髪の写真を用意しておく）と差し替えてすぐに発行替えをしてください」と主張しましょう。そうすればちゃっかりと剃髪姿の学生証が手に入って、願ったり叶ったりです。
- ゴールデンウィークまで待つ。
あるいは、もし「どうしても今すぐに剃髪したい！」という強迫的な思いがないのであれば、いっそ、来年のゴールデンウィークまでチャンス到来を待つ、という手もあります。ちょうど来年（2019年）は上手くいけば一般人は10連休が取れます（改元がらみのゴタゴタが予想されるIT業界の人は大変でしょうが…）ので、その間に「何となく気分がウキウキしていたから」とか何とかテキトーな理由をつけて剃髪を達成して（もちろん、他にもっとそれらしい理由がつけられればそちらで押すことも当然可能）、という手があります。
ついでにいうと、ちょっとだけ度胸が要りますが、そのGWのうちにどこかで頭をこんがり小麦色に焼き上げておき、その色のまま丁寧に剃ったツルツルの頭で、すなわち「剃髪道有段者」の風格を漂わせた状態で、大学生活に復帰する、というシナリオも可能です。わざわざ南国に出かけなくても、どこか繁華街の日焼けサロンで軽く焼くだけでも大丈夫なはずです。最近は無人店舗も増えてきているようですが、慣れないうちは有人の店できちんと店員さんからアドバイスをもらう、というのが、日焼けに限らず何事にも通用する安全策でしょう。（日焼けサロンの利用については後日、当サイトでも実体験にもとづいて記事を書こうと思っています。）
- (番外)冬休みに、いっそ沖縄あたりへとヴァカンスに出かけてしまう。
奥の手です。上記 1. との合わせ技で、沖縄で大晦日に剃髪してそのまま初日の出を拝みに、というシナリオも描けます。
1月の沖縄の平均最低気温は15℃前後だそうですので、この気温であれば、よほどの強風が吹かない限りは素頭を晒してもまったく寒くありません。むしろ、剃りたてホヤホヤの頭皮からほとばしるポカポカとした熱気がキモチイイことでしょう。
もちろん、決行前日までには大晦日も営業している床屋をさがしておくことが必須条件になります。（参考：iタウンページ
）
要するに、口実はいくらでも作れるので、剃髪決行までの間に色々と考えてみてください。
そして念願の剃髪達成の際には、また弊社までおたよりをいただければ幸いです。
★剃髪達成の「その後」：就職活動の際は★
※【就職活動と剃髪道】という新シリーズをスタートしました。詳細はこちらへ。(2019.03.17)
そしてもし、剃髪ってキモチイイ、生涯ずっと剃髪のままでいたい、という「悟りの境地」に達してしまった場合には、就職活動の際も堂々と剃髪姿のままで面接に臨むことを強くオススメします。実際にそうやって内定を勝ち取った方もネット上におみえになっています：
（2件挙げましたが、ベストアンサーはどちらも同じかたです。）
幸い、いま（2018年度現在）の新卒就職戦線は売り手市場、つまり学生側に有利な状況です。なので、「誰もが知っている名門企業、しかも子会社ではなくグループ総元締の親会社、当然ホワイトカラー」といった高望みをしなければ、働き口はいくらでも見つかるはずです。
●以下、愚痴です
私が就職活動をしたころのマニュアル本には「その企業の理想像に見えるように自分を演出しなさい」という主旨のものが腐るほどありました。でも今から考えてみれば、そんなの全部ウソッパチです。もし、実態とは違うウソの自分を演じて内定をもらってしまったら、最悪それから60年近くも嘘を演じ続けなければいけなくなります。そんな嘘で塗り固めた人生って、果たして幸せといえるでしょうか？
実際、私はそういう「間違った就職活動」をしたせいで、就職直後の夏にはクルマで人身事故を起こしましたし（相手が比較的軽傷だったのが不幸中の幸いで、20万円程度の出費だけで済みましたが、一応免停にはなりました）、最終的には、その事故から1年と経たずに社畜生活にピリオドを打ちました。
なので私はいつも、「居心地の悪い会社は足に合わない靴と同じ。ぴったり合うものをさがしてすぐに履き替えなさい。」とアドヴァイスするようにしています。
あなたはくれぐれも、私の真似をして纏足という過ちをおかさないようにしてください。
…ちょっと話が脱線しすぎましたね。
というわけでぜひ、「新年」または「新年度」のタイミングでの剃髪デビューを計画してみてください。
ではでは❤
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