橋本剃云

Valid CSS

剃髪・愛の会大学入試と剃髪道 (1)

おたよりはこちらから サイト内・サイト外検索

今回からのこの特集は、坊主頭で大学入試に挑戦して、そのまま坊主JD(Joshi Daigakusei)坊主DD(Danshi Daigakusei)としての大学デビューを果たしてみませんか、というシリーズです。こういう話は本来なら入試の1年くらい前から用意周到に考えておいて然るべきなのになぜ今の時期に急に…というお叱りの声は当然覚悟の上で、「今の受験生」と「来年以降の受験生」の両方のお役に立てるよう、これから1年間じっくりと時間をかけて記事を充実させていこうと思います。

目 次
 
1. センター試験が終わりましたが
2. 受験票の写真をどうする?
3. 思い切って、坊主頭で受験してみませんか?
4. すべり止めに落ちた→気合いで剃髪?
5. 国公立大学なら、学生証発行時点からの坊主デビューも可能…なはず
最後に:まだ間に合います!
追記(2019.02.06)
❤ ❤ ❤

★センター試験が終わりましたが★

先日(2019.01.19〜20)、大きな混乱もなく大学入試センター試験が終わりました。受験生の皆さんにとっては、いよいよ受験戦争も佳境といったところでしょうか。

ただ中には、何らかの都合で「追試験・再試験」の対象となっている方もいらっしゃるとは思います。「追試験・再試験」の期日は本試験の1週間後の1月25〜26日、試験会場の数も本試験より格段に少なくて、移動の負担だけをとってみても大変だとは思いますが、まだすべてが終わったわけじゃありません。幸か不幸か「追試験・再試験」を受けることになってしまった皆さんには、橋本が若いころによく耳にしていた歌のフレーズを2つほど贈りたいと思います。著作権の関係でここのWebサーバーには置きづらいので、〔大学入試センター試験「追試験・再試験」を受ける皆さんへ|剃髪・愛の会 アメブロ別館〕に掲載しています。

また、今回の本試験では、4名の受験生が失格になった、と報道されました。そのうちの3名については弁解の余地はないと思いますが、残りの1名、国語の試験で、問題文に定規を当てながら読んでいたために「許可されていない物品の使用」という理由で失格になった受験生については、厳格な試験運営のためには仕方がないのかなと思う一方で、該当の受験生が気の毒だなとも思えてしまう、複雑な心境です。

❤ ❤ ❤

★受験票の写真をどうする?★

最初におわびを申し上げておきます。このお誘いは、遅くともセンター試験の前日できれば11月ごろ(私立大学の願書受付が始まるころ)には既に発表していてしかるべきものでした。来シーズンにはできる限り、11月に間に合うように情報発信をしていきたいと考えています。

というのも、試験の受験票には顔写真がつきものですが、この顔写真を試験実施者に提出するタイミングが実は問題でして、概ね次のようになっているのです:

…もう、とっくにそのタイミングは過ぎていますよね。

特に後者の場合、出願の第一段階がインターネット限定になっている大学(たとえば早稲田大学慶應義塾大学など)を中心に、最初にネットで画像データとして提出した写真を入試のときのみならず、合格して入学した際には卒業まで学生証の顔写真としても使用する、というところが少なからずあります。

国公立大学の一般入試の場合、顔写真のデータは大学入試センターだけが持っていて、各大学にはそのままの形では渡されないはずです。したがって、合格発表後の入学手続の際にあらためて、学生証に使用する写真の提出を求められるはずです。これについては後述します。

❤ ❤ ❤

★思い切って、坊主頭で受験してみませんか?★

それでもぜひ、坊主JD・坊主DDとしての大学デビューを目指すかたには、入試の時点からの坊主受験も検討に入れていただきたいと思います。特に、筆記試験だけしか課されない大学ならば、実力さえあれば何とでもなります。

もちろん、面接などが課される場合には、「なんで出願時には髪があったのに、今のこの寒い時期にわざわざ坊主なの?」とツッコまれること必定です。特に女子の場合は、(最近徐々に増えてきているとはいえ)まだまだ坊主女子さんは超少数派ですから、この短期間の間に頭を丸めた理由を的確に説明できるかどうか面接の成否を9割方左右するといっても過言ではありません。受験票の写真に映っている髪がボブ、もしくはそれよりも長いスタイルだった場合にはなおさらです。

とはいっても大抵の場合、一般的な大学が入学生に求めているのは「品行方正でオエライサンの言うことに素直に従うイエスマン・イエスウーマン」ではなく、「確固とした自分の夢と信念を持っていて、それを自分の言葉で明確に説明でき、さらに、実際にそれを行動で実証できる人」です。そこが高校入試や就職面接などと大学入試との大きな違いです。なので、仮にロングヘアをバッサリ落として剃髪で面接に臨んでも、その理由をはっきりと説明でき、それで面接官を納得させられれば十分に勝機はあります

とすれば、あえて丸刈り・剃髪姿で面接に臨んで、そのときの面接官の反応から大学内の自由闊達さを窺ってみる、もしそれで自分を門前払いするならそんな腐った大学はこちらから願い下げだ、という闘い方もあるでしょう。特に女性の方の場合には水爆級の超強力兵器になりえます。

そしてこの方法は、一般の学部学科でもこの主張は十分に通用しますが、体育実技系の学科で、しかも本人が高校までに目覚ましい実績をあげていれば、丸坊主という「一歩間違えば悪目立ちする外見と生き様」ですらも、強力な売り込み材料になります。

ただ一方で、こういった主張も、面接官の視点によっては空理空論と見られかねないことはいうまでもありません。水爆級の最終兵器を爆破したはいいものの、自分だけが爆死してしまっては元も子もありません。イエスマン・イエスウーマンを採りたいという偏屈な大学も、世の中に全くないとは言えません。

それと、大学の姿勢とは別次元の話として、医学部のように「客の意見が絶対」というところでは、受験生の心意気うんぬん以前に「お客様である患者様、すなわちご長寿様へのご忖度」も重大な判断材料になります(→【応援ツイートキャンペーン報告0002#ジェネレーションギャップの原因は】)。そういう場所にあえて飛び込んでいく、という場合は、一般の学部学科を目指す人とは比べ物にならないほど、じっくりと戦略を練ったほうがいいでしょう。

❤ ❤ ❤

★すべり止めに落ちた→気合いで剃髪?★

ただもう一つ、口実にできそうなシナリオがあります。これは医学部でも使えます

橋本自身が高校3年生の受験生のときには(まだ坊主デビューには踏みだせなかったチキン時代のことですが、「剃髪のリビドー」は真冬にも関わらず、ビンビンにほとばしっていました)、ある策略を考えていました。それは、「もし、受験した大学のどこか1つにでも不合格になったら、その時点で『気合いを入れ直す』と称して頭を丸め、それからはずっと丸刈りをキープする」というものでした。

ところが幸か不幸か橋本の場合、受けた大学はすべてあっさり合格してしまい(3大学4コース)、この計画は露と消えました。その結果が、坊主頭での大学デビューに失敗、という痛恨の結末です(→【リビドーのめばえ】)。ちなみに、この4学科の中には、面接試験が課されるところはひとつもありませんでした。

●超難関校を受験する人はチャンス

逆にいえばもし、受験シーズンのかなり早い時期に超難関校を受験する、というスケジュールになった人の場合には、それを逆手に取って上記の論理を持ち出すことができます。最初に受ける超難関校は冷静に考えれば不合格になるほうが当然なのですが、そこであえて「気合い」の一言で剃髪を強行してしまって、その後も剃髪姿で押し通すということが可能でしょう。

その格好の材料になりそうなのが、防衛医科大学校です。普通の私立大学であれば医師免許取得までに6000万円近い大金が必要なところそれが一切不要、全寮制ですが衣食住も無料で提供される上に、なんと、少額ですがお給料まで支給されます。もちろん、無条件でそんなうまい話が転がっているはずもなく、卒業・医師免許取得から一定の期間(9年間だったか)は自衛隊で医師として勤務しなければならない、その途中で退職する場合は残余年数に応じて学費相当額を返済、という条件はつくのですが、それでも医師を志す受験生には非常に魅力的なようで、しかも入試が一般の大学よりも早い時期に行われるため、全国の医師志望者がこぞって受験し、競争は苛烈を極めます。

…そういうところならたとえ不合格になってもダメでもともとなので、医師志望者の場合、男性でも女性でも、「防衛医大に落ちたので、残りの試験に向けて気を引き締め直すため」と称してイッキに丸刈りを達成してしまうことができます。

(この場合、他の大学での面接のことを考えると、剃髪にまで踏み切るのは避けたほうが無難でしょう。逆に丸刈りであれば女性でも、面接の席上で自信をもって、「今は受験だけに集中したい。髪は女の命だという人も言うけど、時間が経てば髪は当然また伸びてくるので、今のうちは気合いの丸刈りをキープして、晴れて進路が決まった暁にはまた髪を蓄え直したい」と言い切ることができます。)
❤ ❤ ❤

★国公立大学なら、学生証発行時点からの坊主デビューも可能…なはず★

※最新の情報が得られましたので、一部差し替えしました。(2019.05.03)

上で述べたように、センター試験を利用して国公立大学に入学手続きをする場合、二次試験を実施する時点では各大学は受験生の顔写真を持ち合わせていません。

(二次試験用の受験票にはセンター試験の受験番号が印刷され、受験生はセンター試験用・二次試験用の2枚の受験票を会場に持ち込んで、本人確認はセンター試験用の受験票の写真で行われます。1月のセンター試験の際に提出した写真台紙は少なくともこの時点では各大学の手元にはわたっておらず、センターの本部に保管されているはずです。)

なので、少なくとも私のころは、合格発表のあと指定された日に大学に出向いて入学金を納付し(といっても現金払いではなく、郵便局の貯金窓口で入学金相当額の為替証書に引き換えて、その証書を大学に提出)、新学期から使用する学生証のための写真もそのタイミングで提出するようになっていたと記憶しています。ただ、なにぶん昔のことで記憶が曖昧でして、もしかしたら入学金の納付よりずいぶん後になってから写真を提出したのかもしれません。

(2019.05.03追記)

2019年4月に関西地方の某有名国立大学に入学した、という人に話をうかがうことができました。それによると、3月10日前期日程の合格発表があって、翌日からの入学申込手続の際に学生証用の写真を提出したそうです。入試で使った写真が高校の制服等でなければその写真を再度提出しても可、だったそうです。

というわけで、センター試験利用の場合は入学時点で顔写真の再提出がありますから、その時点で坊主頭の顔写真を用意して、クラスメイトとの顔合わせの時点から坊主JDまたは坊主DDとしての新生活をスタートしましょう!

❤ ❤ ❤

★最後に:まだ間に合います!★

以上のとおり、もし今までに「坊主での大学デビューへのチャンス」を何度も見過ごしてきてしまったという人でも、まだまだチャンスはあります最後まで諦めずに、残されたチャンスを確実にゲットしてください!

❤ ❤ ❤

追記(2019.02.06)

この記事が、今日さっそく役立ってくれました。

残念ながらBAはもらえませんでしたが、質問者さまはすんなりと坊主女子挑戦という意思表明をしてくれました。
※他のかたにBAを出した後に、質問を消されてしまいました。ここ数年の知恵袋は、色々とヘンな状況が続いています…。
 

四季折々の剃髪道

つづく