橋本剃云

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剃髪・愛の会

応援ツイートキャンペーン報告
§0002 女性の坊主が流行ってほしい、
という多くの声について

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スミマセン、この原稿を書いているのは2017.10.05の夜です。公開できるころには、きっと日付が変わっていると思います。【トップページ】「1日1テーマ」という目標を立てたその翌日からイキナリつまづいてしまった形ですが_| ̄|◯、それでも手元にネタがたまっていることは事実なので、とりあえずは気力のゆるすかぎりで精いっぱい書いていこうと思います。

さて、先月末の声かけでは、

女性の丸坊主が
日本でも
流行ってほしい、
そうすれば
自分も堂々と
坊主にできるのに!

という声が驚くほど数多く聞かれました。今夜はこれについて語っていきたいと思います。

目 次
 
1. メディアには既に出てきている
2. たぶん、20年後には風向きは変わっている
3. ジェネレーションギャップの原因は
  ──丸刈り校則廃止と女性の社会進出がキーポイント──
4. 20年先の未来を今から走ろう
5. 孤独なら仲間をさがそう
6. 東京・原宿
  ──坊主女子がリアルに仲間と出会えるスポット──
7. ネットでも仲間は作れる
8. メッセージお待ちしています

★メディアには既に出てきている★

ここ数年で、俗にセレブ女優とかスーパーモデルとか呼ばれるような欧米女優さん・モデルさんたちが、雪崩を打ったように続々と丸刈りに挑戦しています。あるいは日本でも、21世紀に入ったころからでしょうか、若い新人女優さんが特殊メイクを使わずに本当に頭を丸めて映画などに出演する機会が、以前よりも格段に目立つようになりました。

しばらく前のツイートの中には、「女性の丸坊主は流行の最先端」という声すらありました。

でも、メディアにはこうやってたくさん出てきていますが、いざ一般の女性が頭を丸めたいと思っても、まだほとんどの場合には、世間体を気にして二の足を踏んでしまうのが現状です。あるいは、学校とか会社とかいったところでは、そういう「世間体」を明文の規則(校則、就業規則、etc)に盛り込んでしまっているところも少なくありません。

★たぶん、20年後には風向きは変わっている★

では、そんな「世間体」の風向きが変わるのはいつごろになるのでしょうか。言いかえれば、女性丸坊主にしたいと思ったときにいつでも堂々と丸坊主にできる世の中がやってくるのは、いつごろになるのでしょうか。われわれ「剃髪のリビドー」を抱えた人種のキモチとしては、一日でも早くそういう日がやってきてほしいと思いますよね。

この疑問に対する私の予想としては、今からだいたい20年後くらいには世の中がそういう雰囲気になっているのでは、と思います。20年後にはきっと、女性の丸坊主に対する好意的な意見が今よりずっと増えているはずです。

それはなぜかというと、丸刈りというヘアスタイルに対してネガティブな感情を持っている層の中心にいるのが、いま60代くらいの人たちだからです。上記の「世間体」というブレーキのカラクリ一歩ずつ解析していくと、どの方向からアプローチしても結局のところ、この世代の人たちの多数意見に対して真っ向から反抗するのは無謀だから、という話に収束してしまいます。

でも、今から20年も経てば、その世代の人たちのほとんどは社会の第一線を退いているはずです。その時期に社会の主導権を握ることになるのは、いま30代・40代の人たちのはずです。もちろん、中には「生涯現役」というスローガンをかかげて頑張るシニア層も増えてくるでしょうけれど、そういう人たちが80代、90代になってもなお現役の第一線に立ちつづけるためには、若い人たちの意見、あるいはその時代の流行といったものに対して寛容にならないと、根本的に無理でしょう。

そして重要なことは、今おおむね40代前半以下の人たちというのは、少なくとも男性の丸刈りに対しては、それより上の世代よりも圧倒的に抵抗感が少ないということです。上の世代の人たちのほとんどが、加齢とともに頭髪が薄くなってきたときには何とかしてごまかそうと足掻くのに対して、比較的若い人たちの中には、「禿げたら潔く運命を受け入れて、キレイさっぱり剃髪する」という意見が少なくないのです。さらに、そういう男性に対する女性の視線も、拒絶感一辺倒ではなくなりつつあります。「少なくともバーコードハゲよりは、剃髪(スキンヘッド)のほうが男らしくてカッコイイ」という意見が、ネット上では多数派のように思います。ネットというのは当然、若い人の意見が現実社会の場合とくらべて大きく出る場所ですよね。

★ジェネレーションギャップの原因は
──丸刈り校則廃止と女性の社会進出がキーポイント──

ところで、いったん横道にそれますが、何でそんな差が出るのかなあ…と考えてみたら、2つほど思い浮かぶポイントがありました。

まず一点目として、この境界線はちょうど、全国の公立中学校で続々と丸刈り校則が廃止され、中学校に上がっても男の子が髪を伸ばすことが認められるようになった時期と重なります。好むと好まざるとにかかわらず強制的に丸坊主にさせられ、男子と女子とが対立したときには「ハゲ」が女子側からの決まり文句になっていて、教師たちからは厳しい管理でがんじがらめにされて青春時代を過ごした世代と、少年時代に丸刈りを強制された経験がないので坊主・剃髪むしろ新鮮さを感じる世代とのジェネレーションギャップが、この現象の根底にあるのかもしれません。

(ちなみに、私が高校卒業まで住んでいた某県の港町では、ちょうど私が中学校に上がるタイミングで丸刈り校則が廃止されました。その発表の際に、クラス中から歓喜の声が上がったのを今でもハッキリおぼえています。私自身は私立の中学校に進んでしまったので、1つ2つ上の学年の「丸刈り強制世代」の人たちのキモチを伺う機会がなかったのですが、私の同級生の中にはその発表前に頭をキレイに丸めてしまった男子が何人もいて、そのうちのひとりは「もう少し早く教えてくれれば坊主になんてしなかったのに」と悔やんでいました。)

さて、焦点を女性の坊主に戻します。男性の丸刈り・剃髪若い世代ではすでに「フツーのファッションのひとつ」として受け入れられていますが、「女性の」となるとまだまだ道は険しいのが現実です。そもそも、丸刈り校則廃止後の公立中学校では、全員がおそろいの丸刈りにすることこそなくなりましたが、「自分の意思で、あえて丸刈りにする」という選択肢が与えられたのはほとんどの場合、男子生徒だけだったはずです。その時代に女子生徒の丸刈りを「奇抜な髪型」と決めつけて目の敵にしてきた世代が今はまだ、社会の中枢に居座り続けているのです。

ただ、朗報もあります。それをひもとく二つ目のポイントは、女性の社会進出です。たとえば都会で毎日のように電車に乗っていると、電車の運転士や車掌が女性である、ということが今では珍しくなくなりました。あるいは、女性が企業の営業活動の最先端で活躍することも、今はごく当たり前のことになっています。なので、そういう時代になってから高校なり大学なりを卒業して社会人になった世代にとっては、男だからウンヌン、女だからウンヌン、という発想自体が希薄なのです。

そして、何という運命のイタズラでしょう、そういう「女性の社会進出」が飛躍的に加速しはじめた時期(その具体的なタイミングと、それにいたるまでの経緯について詳しく学習されたいかたは、「男女雇用機会均等法 1999年」で検索してください)というのはちょうど、丸刈り校則廃止直後の世代が大学や短大を卒業して新卒社会人になった時期とピッタリ重なるのです!

(このあたりの時代の変化って、本気で語り出したら博士論文が何百本できあがるかわからないほど盛りだくさんのボリュームを含んでいます。もし、「もうそろそろ学位論文のテーマを決めなきゃいけないけど、なかなか手ごたえのつかめるテーマが見当たらなくて…」という文系大学院生のかたで、いま現実逃避のためにウチのようなホームページをついついむさぼり読んでしまっているというかたがもしいらっしゃれば、是非このテーマを選択肢のひとつとして検討してみてください。)

まとめると、その世代の人たち(確認のため繰り返しておくと、今おおむね40代前半以下の人たちです)は、

  1. 男性の場合、中学時代に丸刈りを強制された経験がなく自身丸刈り・剃髪に挑戦することに対して必ずしも嫌悪感を抱いていないという人が多い
  2. 女性の場合、小学校入学から社会人の現在にいたるまでずっと男性と同等の権利・義務を与えられ、男性と同じ基準で評価されてきたので、「同じことが男には認められて、女には認められない、というのは不公平だ」という価値観を自然と身につけている人が少なくない

といえます。と、そこまでめぐりめぐって冒頭の結論に戻るわけですが、20年後にはきっと、「男のあんたが坊主にしているのに、女のあたしが坊主にして何が悪い?」という主張が世の中のそこかしこで普通に通るようになっているはずです。もちろんその場合、「女が髪を伸ばしていいのに、男の俺が伸ばして何が悪い?」という主張も同時に認めてあげないといけませんよ(こちらも現時点では、社会人になるとなかなか難しいですからね。)

★20年先の未来を今から走ろう★

でも、「世間の風向きが変わるまで」と言い続けて20年も待ち続ける、というのは、考えただけで気が遠くなりそうですよね。そもそも貴女自身を取り巻く環境にしても、20年という長い年月のうちにガラリと変わってしまうはずです。

それにそもそも、「世間で流行ったら自分も…」という生き方って、ちょっと腰が引けていると思いませんか? それよりも、「自分が新しい道を切り開くから、周りの人たちはみんな自分の後ろを追いかけてきなさい!」という気概のほとばしる生き方のほうが、断然カッコイイじゃないですか!

なので特に、丸刈りや剃髪に挑戦したいという密かな思いを抱いている女性のかたで、幸いにしてそれを実行に移すことへの障壁が比較的低いかたには、ぜひ率先垂範して丸坊主を実践していただいて、「実際にその道を歩む人はまだまだ少ないけど、坊主女子という選択肢はちゃんと存在するんだよ」ということを自身の体で証明してほしいと思います。そして、来たるべき坊主女子ブーム先駆者として、今から堂々と社会の要所要所を上げ続けていただきたいと思います。

ちょっと言い換えましょう。貴女も、「20年先の未来」を今から颯爽と走りたいとは思いませんか?

★孤独なら仲間をさがそう★

もちろん現時点では、坊主女子という生き方は超・少数派です。つまり、まだ周りに「坊主女子の同志」がいないので、自身の丸刈りをいざ達成したはいいものの、周りに仲間がいないせいで自信を失ったり孤独を感じたりしてしまうかもしれません。

(ちなみに、「祝・剃髪初達成!」という人の場合、いちど達成したはいいものの、すぐに自信を失って文字通りの「三日坊主」になってしまうことがよくあります。かくいう私自身がそのひとりでした。初めての人がそういう事態に陥らないための戦略としては「30日ルール」という方法が有名なのですが、それについてはまた後日、独立した記事にまとめようと思います。

そういう人は、がんばって「仲間」「同志」といえる人を見つけましょう。以下、その方法をいくつか提案させていただきます。

★東京・原宿──坊主女子がリアルに仲間と出会えるスポット──★

まず、そういう仲間と直接会ってお話をしたい人の場合、もし東京の都心まで気軽に日帰りできる場所に住んでおられるのであれば、原宿まで足を運んでみるのが一つの方法です。

思うに、原宿という街は東京の中でも特別な場所です。原宿では、「どんなに奇抜なファッションでも、自分らしさがあればそれでOK」という空気をみんなが大切にしています。なので、普段ははずかしくて坊主頭を世間の目にはさらせない、という人でも、原宿の雑踏のなかでなら、誰からの非難にも怯えることなく、堂々と坊主頭を公衆の面前に披露することができます。

そしてもし、そこで「完全剃髪、いわゆるスキンヘッドの人(これは男性でも、女性でも)」「頭のかなりの部分を剃り上げて、残りの部分を長く伸ばしている人(これも男女問わず)」あるいは「女性で丸刈りの人」を見かけたら、思い切ってその場で声をかけてみてください。その人は貴女にとって、生涯の同志になってくれるかもしれません。

もちろん、そういう場所は東京以外の街にもたくさんあると思います。大阪ならこのあたりだよ、北海道ならここが有名だよ、という情報をお持ちのかたがもしいらっしゃいましたら、ぜひ教えてください。【読者さまからのおたより】のコーナー経由で、他の読者のみなさまと情報を共有させていただきたいと思います。

★ネットでも仲間は作れる★

あるいは、今は一昔前と比べて、ブログの類を公開しているかたが飛躍的に増えました。当然、他人に先んじて坊主・剃髪を達成された方々のブログもたくさんあります。もちろん、たった1回限りの記事にしか丸刈りの話題が載っていない、ということも多々あるのですが、1回限りの経験談でも十分すぎるほどの情報価値がありますし、中には断髪・剃髪というテーマで集中的・継続的に情報発信をされているかたも多数いらっしゃいます。

なので、もし「これだ!」と思える記事に出会えたら、ぜひその著者さんとコンタクトを取ってみてください。あるいは、ご自分でも同様のブログを立ち上げてみてください。はたまた、我々が今やっているように、TwitterInstagramといったコミュニティでそういう人をさがしてみるのも悪くありません。

一方で、5ちゃんねる(「2ちゃんねる」から先日改名しました。現状のサービスや膨大な過去ログは、今までの2ちゃんねるのものをそのまま引き継いでくれるようです)のように誰でも素性を伏せて出入りできるようなところだと、性欲丸出しのオオカミどもが貴女を狙っているケースが多々あります。なので、そういうところで知り合った人実際に会う際には、さまざまな事態におちいる可能性を十分考慮して、厳重に警戒したほうがいいと思います。

少し前に実際にあったトラブルとしては、某所の剃髪DVDレーベルに当時たずさわっていた人がレーベル公認のブログ「剃髪したい男女のマッチング」というサービスを試験的に始めてみたところ、そこの紹介で出会った男性に髪だけでなく眉まで強引に剃られてしまった、というケースが発生してしまいました。

(その件を今から振り返ってみれば、それは「出会い系サイト」にありがちなトラブルそのものでした。そのあとしばらく音沙汰がなかったのですが、結局、そのDVDレーベルが別件でトラブルを抱えてしまって、レーベル丸ごとが人手に渡るという事態に発展してしまいました。そのブロガーさんもトラブルの連帯責任をとる形でレーベルから去っていったため、マッチングサービスは自然消滅してしまいました。)

実は、そういう出会いの場がほしい、というおたよりも私のところには届いています。しかしながら、ビジネスとしてそういうことを行うリスクは私には重すぎますので、残念ながら私のほうでも、特定の異性パートナーとして斡旋したり、あるいは同じ趣味の人たちをあつめてイベントを開催したりといったビジネスには、今のところ手を出さないつもりでいます。それに、私自身もこのサイトを運営するにあたって、いろいろと素性を伏せています。これはどうかご了承ください。

★メッセージお待ちしています★

ただ、斡旋はしないと申し上げましたものの、お互いに素性を明かさない匿名でのコミュニケーションは歓迎いたします。剃髪を達成したという朗報のご報告、あるいはこれから断髪・剃髪するにあたってのご相談、はたまた、このサイトに載せてほしい情報のタレコミといったメッセージは大歓迎ですので、お気軽にお寄せください。

(2018.08.01追記)

少し前に、匿名でWebから投稿できるメッセージフォームを設置しました。(このページのトップの「おたよりはこちらから」のリンクからフォームまで順番にたどってください。)「恥ずかしいから(あるいは世間体があるから)名前やメールアドレスがバレるのはちょっと…」という方もぜひ、安心してWebからご投稿ください。お待ちしています!

❤ ❤ ❤

ではでは、今夜はこんなところで。

§0001 実は丸刈りって、男性よりも女性に似合う髪型なんです!

§0003 髪をメンテナンスフリーにしたい方へ。
オススメはスキンヘッドじゃなくて、0.5mmの丸刈りです!