橋本剃云

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剃髪・愛の会Q&A No.0001

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Q0001.

これから長期休暇を利用して、一回きりの丸坊主に挑戦しようと思っています。まわりが「丸坊主ではない」という目で見てくれるようになるまで髪が伸びるには、どのくらいの時間がかかりますか?

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髪の伸びる速さは、個人差はありますが1日あたり0.3mm〜0.5mmといわれています。つまり、1か月では10mm〜15mmくらいです。

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ネット上に写真や動画を公開してくださっている方も何人かいらっしゃいます。
【丸坊主からまた伸ばした事例のご紹介】のページをご覧ください。

というわけで、たとえば剃髪(あるいは0.5mmの丸刈り)からまた伸ばしはじめるとして、だいたい下記のような計算が成り立ちます。
5-6mm程度からスタートする場合は下記の数字から約半月12mm程度からスタートする場合は約1か月、それぞれマイナスしてください。

  1. 剃髪から1ヶ月くらい(10mm〜15mm)

    この時点で、角刈りのいちばん短いスタイルには整え直すことができます。コウキさんのイラスト作品「美人上司」あたりが参考になるでしょう。逆に、整え直さなければまだ「丸刈りから少し伸びた状態」と認識されます。

    ただ、この時点では残念ながら長さが足りず、穏健なスポーツ刈りはまだ無理です。この段階で日常生活に戻っていくとしたら、まだ足りないトップの髪の長さをできるだけ強調するために、サイドとバックの髪は思い切って0.5mmくらいに刈り込む必要があります。サイドとバックをあまり短くしたくない、と躊躇していると、「中途半端な丸刈り」に見えてしまいます。

  2. 剃髪から2ヶ月くらい(20mm〜30mm)

    このくらいまで伸ばすと、髪質によっては髪が寝るようになります。そういうタイプの人であれば、ワックスなどを駆使して、十分にフェミニンさのあるショートスタイル(「ミニマムショート」という言葉があるようですね)に仕立て上げることができます。知恵袋で私が回答した「このくらいのベリーショートにしてみたいのですが、前髪の長さを眉毛くらいにしてもバランス的におかしくないですか?」という質問に添付されている写真が参考になるでしょう。

    ただ、人によってはまだ髪がツンツンと立ってしまって、まるでマリモのような球状の輪郭になってしまうこともあります。この場合、トップの髪を長めに残したまま、サイドとバックを短めに刈り込み、長短のメリハリをつけてやると、ごく無難なスポーツ刈りに仕上がって、「丸刈り」というイメージから脱却することができます。あるいは、最近はいわゆる「ソフトモヒカン」というスタイルもありますので、20代くらいの男性で、ふだんの職場や学校などでの身だしなみ規定がゆるい人の場合は、そちらも選択肢に入れることができるでしょう。

  3. 剃髪から3ヶ月くらい

    ここまで伸ばせば、大抵の人の場合はフツーに髪が寝てくれます。峯岸みなみさん『婦人公論』の表紙になったときの写真は、あの涙の謝罪会見のあと、スタイリストさんの手によって3mmの綺麗な丸刈りに整え直してもらって、そこから3ヶ月強ほど経ったときの写真だそうです。
    ただ、人によっては3ヶ月では前髪の長さが少し物足りないかもしれません。その長さに合わせてセシルカットなどに挑戦する、あるいは一旦サイドとバックを刈り直しボーイッシュなスタイルにする、といった手も色々とありますが、自信がなければもう1ヶ月くらいの余裕を見ておきたいところです。

    (以下、2018.08.01追記)

  4. 剃髪から6ヶ月くらい

    この状態で、サイドの髪がだいたい耳を覆うようになってきます。そうすると、その髪をかき上げてショート風のおしゃれを楽しむこともできますし、美容師さんの腕によっては、サイドの高さに合わせて後ろを切り揃えたコンパクトなボブ風にまとめ上げることもできます。このスピードをうまく活用すれば、「梅雨入りごろに頭を丸めてサッパリ涼しくして、それから先はずっと伸ばし続けて冬には暖かく」というスケジュールを立てることもできます。

  5. 剃髪から伸ばし続けて1年くらい

    ここまでくれば、サイドの髪に十分なボリュームが出てきます。そうすると、そのボリュームのある位置で切り揃えてオーソドックスなボブスタイルにすることができます。あるいは、「少しでも早く伸ばしたい」あるいは「アップスタイルにしたい」ということであれば、この時点ですでに後ろの髪は背中近くまで伸びているはずですので、それを利用したアレンジもできそうです。

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というわけで、男性なら 1. の状態からの復帰でも支障はありませんが、女性で、しかも丸刈りに挑戦したことを周囲に知られたくない場合には、できればせめて 2. まで伸ばしてから日常生活へと戻っていきたいものです。

たとえば、小中学校・高校の夏休みは40日あるかないかですから、それを利用して丸刈りに挑戦する、しかし剃髪まで行きたいとは思わない、という場合には、最初に丸刈りにするときもあまり極端には短くせず、6mmくらいまでで我慢しておいたほうが無難かもしれません。

ところが、大学生の場合、通っている大学によっては丸々2ヶ月くらいのまとまった休みが取れるところも珍しくありません。そういう環境にいる女性の場合は、2ヶ月あればじゅうぶん間に合いますので、ぜひ初回は0.5mmの丸刈りに挑戦していただきたいと思います。そして、もしその体験で「剃髪のリビドー」が芽生えてしまったのであれば、翌年の夏にはその一歩先、すなわちカミソリでの剃髪(いわゆるスキンヘッド)に挑戦していただきたいと思います。【応援ツイートキャンペーン報告 §0003#「剃髪」と「0.5mm」は相互往来が可能です】にも書きましたが、0.5mmと剃髪とでは皮膚が感じる感覚がまったく違いますので、ぜひ両方とも愉しんでいただきたいと思います。

 

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