床屋で剃ってもらったら、最低でも2日にいちどは電気カミソリで頭髪を処理しましょう。剃ってから5日くらい放置してしまうと、電気カミソリには長すぎて手に負えず、かといってバリカンで刈り込むにはまだ短すぎて、結局「お風呂でT字カミソリ」にデビウしなければいけなくなります。
家電量販店に行くと、実に多種多様な電気カミソリが売られています。ここでオススメなのは、1500〜3000円くらいのシンプルな往復式のものです。何せ、フツーのヒゲ剃りと比べてかなりのヘビーユースをすることになるのです、安価でシンプルな構造の、シンプルゆえに堅牢なものがベストです。
繊細に作り込んである、1本で3万円もする高価なものはヒゲ専用と考えてください。あるいは、駅の売店で980円くらいで売られている小さなものも、値段を極限まで切り詰めるために堅牢性を犠牲にしているように思えています。
ちなみに私は、M社の乾電池式のものを愛用しています。乾電池式というのもミソで、いくら季節が過ぎても「交換用のバッテリーがメーカー在庫払底になってしまって、本体は生きているのに使えない」という心配からは無縁でいられます。
で、その電気カミソリに、私はニッケル水素充電池を入れて使っています。世の中、充電式電池を入れないでくれという家電はけっこうありますが、本当に充電式が使えないシロモノに出会ったことは今のところまったくなく、いつも堂々とニッケル水素電池を入れて使っています。
では、電気カミソリを当てるべきタイミングは。
頭を手で触って、ザラザラと引っかかる感触（この長さだと、タオルも頭に引っかかります）を通り越してサラサラと流れるようになってきたら要注意ですので、その日のうちに剃ることをオススメします。まあ、毎朝、身だしなみの準備のときにキレイに剃るのが望ましいのですが。
さて、全頭を完全に剃ると、とくに剃りはじめから回数を重ねていない場合には、普通の電気カミソリでは、剃った髪と周辺の皮脂とで内刃が目詰まりを起こします。剃っている途中で切れ味の悪さを感じるようになったら、外刃を外して、付属のブラシ（このブラシがヘタっていたら、硬め仕様の歯ブラシで代用できます）でしっかり掃除してから剃髪を続行しましょう。
なお、この時期には、剃ったあとの頭を手のひらで強くこすると垢が出てくるはずです。出血などが特になければ、お風呂に入ったときに、垢すりタオルでゴシゴシとこすりましょう。何度も繰り返し剃っていれば、そのうち垢は出なくなってくるはずです。
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