橋本剃云

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剃髪・愛の会いざデビウ!
お風呂でT字カミソリ

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(追記)
しばらく前にセブンイレブンで、「7プレミアム」ブランドのT字カミソリが新しく売り出されているのを見つけました。気が向いたら【安価で上質そうなT字カミソリが出ました】をごらんください。

剃髪から一週間くらい経って、おおむね2〜3mm以上に伸びてしまったら、フツーの電気カミソリではすぐに目詰まりして、なかなか剃れなくなってしまいます。

そう、そのときこそ「お風呂でT字カミソリ」にデビウするタイミングなのです!

ただし、伸びすぎて「髪が濡れる」あるいは「寝癖がつく」という感触が出てきたら──だいたい6mmを超えたあたりでしょうか──、先にバリカンで短く刈る必要があります。バリカンの選びかたなどについては次回に述べべます。

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T字カミソリデビウのために用意するもの

  1. 3枚刃以上のT字カミソリ

    これは、少しだけ奮発しましょう。具体的には、刃の構造をきちんと見て、剃りおとした毛が刃のあいだを貫通して、うしろに押し出されていく構造のものにしましょう。おねだんは、替刃が2個前後ついて、特売で980円、高いもので2000円程度になるはずです。

    私は「シック ハイドロ」を愛用しています。シックには「クアトロ」というブランドもありますね。このシックとジレットの「マッハシンスリー」「フュージョン」「プログライド」が二大巨頭でしょう。どちらも、同じシリーズで3枚刃の廉価品から5枚刃の高級品までありますが、私の実感では、3枚以上であれば剃髪には大差ないと思います。

    なお、コンビニなどで3本100円くらいで売っている安物はオススメしません。剃った毛が貫通せず、刃の奥の行き詰まりに溜まってしまいます。そうすると、刃先はまだ大丈夫でも、詰まりのせいで剃れなくなってしまいます。
    (最近は、コンビニでもハイドロやフュージョンが店頭に出るようになりましたので、それは当然大丈夫です。)

    また、お店によっては、ほぼ同じ構成のものが「男性のヒゲ剃り用」「女性の無駄毛処理用」として色違いで売られていますが、構造はどちらでも同じですので、値段だけで決めてしまっていいでしょう。

    参考までに、主なオススメブランドへのリンクも貼っておきます。まずは男性のヒゲ用から:

    続いて、女性のボディ用

  2. 泡タイプの洗剤

    これがないと、剃るときに頭の皮脂が毛といっしょにベトついてしまい、剃りにくくなります。必ず、泡を頭皮全体になじませてから、カミソリで軽くなでるように全体を剃りましょう。

    世の中にはヒゲ剃り用にいろいろなシェービングフォームが出ていますが、お値段が高いのでオススメしません。フツーの泡タイプのボディーソープで十分です。

  3. バスタオルとは別に普通のタオル

    キズを作ったときの処置とか、剃ったあとのアカスリとかに使います。必須ではありませんが、1〜2枚ほど用意しておくといいでしょう。

  4. キズ用の軟膏

    頭皮のケアと、キズの位置の絞り込み(後述)に使います。

  5. アルコール脱脂綿

    1回分ずつカットされて個包装されたものが薬局で売っています。「ステリコットα」という名前の商品が特に有名なようですが、このブラントにこだわる必要はもちろんありません。これはお風呂上がりに、キズの止血用として使います。

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さて、肝心の剃りかたですが、私はユニットバス生活が長かったので、バスタブにお湯を張って、その中につかって剃っています。カミソリに毛が少し詰まったかな、というときには湯船のお湯でササッとすすげます。あるいは、慣れないうちの剃髪には予想よりもかなり長い時間を要しますから、洗い場で剃っていては湯ざめしてしまうこともあります。

カミソリの当てかたですが、刃先に力を入れずに、軽くなぞるつもりで何度も繰り返すのがいいでしょう。強く押し付けて引っ張ると、ちょっとした凹凸ですぐに出血してしまいます。

ひととおり頭全体をなぞり終わったら、刃を持っているほうとは反対の手のひらで、どこにまだ毛が残っているのかをさぐり、その位置を丹念に剃りましょう。デビウから最初の数回は誰しも出血するものですので、ちょっと出血したからといって驚かないようにしてください。

この時点でいちど、シャワーで泡を完全に流します。もういちど、泡のついていない手で頭全体を確認して、剃り残しがないかどうか確認していきましょう。

さて、ぜんぶ剃り終わったらシャワーで流しますが、!!これで終わりではありません!!

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お風呂から上がったら

まず、出血してしまった場合は止血が第一です。止血しないままパジャマを羽織ったりりすると、服に血がついて、家族や関係者から「何があったの」と質問責めに遭うこと必定です。

まず、冷水に浸してキツく絞ったタオルで全頭を覆って押さえましょう。ちょうど、最初に床屋で剃ってもらったときの蒸しタオルの巻きかたをイメージするといいと思います。

出血箇所から流れ出した血の汚れがあらかた取れたら、キズの箇所にアルコール脱脂綿を押し当てて、キズを「焼く」つもりで止血します。もちろんシミますし、脱脂綿の取説にも「出血部には使うな」と書いてあることが多いのですが、考えてみればこれは病院で採血してもらったあとの止血と同じ方法ですので、実はこれがいちばん迅速で効率的なのです。頭に絆創膏を貼ってもカッコワルイですし、せっかく貼ってもすぐに剥がれてしまいます。

もしキズの場所が完全には特定できないようなら、キズ用の軟膏(どれでもお好みの銘柄のもの)を全頭にうすーく延ばします。これで数分ほど放置していると、ふさがっていないキズ口からピンポイントで血が湧き出してきます。この位置を狙ってアルコール脱脂綿を当てます。

さて、頭皮がまだ交わしていなくてホカホカの状態では、手のひらで頭をこすると、今まで積もりに積もったアカが出てくることでしょう。でも、あまり調子に乗ってこすりすぎると肌を傷めるので、その日はホドホドにして、翌日以降に頭をタオルで蒸して毎日少しずつ落としていきましょう。

また、止血が済んだらもういちど頭全体を手でなぞってみて、剃り残しがないかどうか確認しましょう。T字カミソリで自分でやると、どうしても適切な角度に刃を当てられずに毛が残ってしまう場所があります。そういう部分には、電気カミソリを当てて丁寧に剃っておきましょう。

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以上、T字カミソリでの剃りかたを解説してきました。何回か剃れば、キズの原因になる頭皮の吹き出物は消え、剃っても出血しない頭になるはずです。それまで頑張りましょう
 

電気カミソリでルンルン♪

自分のバリカンを持とう