橋本剃云

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剃髪・愛の会ふたたび、理容室へ

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ここのところ暑い日がつづいていますが、皆さん、元気ですかーーー!!!

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最近の私はしばらく前から夏バテしていまして、お風呂すらままならない状況でした。毎晩、軽くシャワーをあびて最低限の汗を流すだけという生活を、ここ2ヶ月ほど続けていたのです。当然、髪も剃らないので、伸び放題でボサボサになります。

そこで一念発起して、カンペキな夏晴れの一昨日(2016.07.07;そういえば七夕でしたね)、ひさびさに理容室にいってきました。自分で剃ることに慣れてしまうと、理容室でプロに剃ってもらうことが「たまの贅沢」のように感じられるようになります。

で、理容室のメニューはカット(といっても、私の場合は剃髪ですが)とシャンプーがセット、というのが基本ですから、ついでに顔剃りもお願いしました。フェイスケアも当然のごとくおざなりでしたので、これは渡りに舟です。

なお、言うまでもなく、顔剃りは男性のかたにとっては毎日の身だしなみの一部です。なので、カット+シャンプーの基本料金の中に顔剃りの料金は最初から入っています。よく研いであるカミソリの感触って、気持ちいいんですよねぇ。

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…ちなみに、いったん毛を剃るとそこから太い毛が生えてくる、というハナシが今でもよく言われていますが、これは完全な迷信です。剃るだけでは毛根には手をつけない以上、新しく生えてくる毛は、元々の毛より濃くも薄くもなりません。

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さて、伸びた髪のほとんどをものの2分ほどで一気にザーッと刈り落としてしまうと、あとはひたすらカミソリで剃るだけ、いわばクライマックスのあとの消化試合の様相を呈してきます。ただただ時の経過を待つのみの状況になります。

ところですこし脱線しますが、この「消化試合」という感覚が、フツーの剃髪ビデオで私がいつも不満に思う点なんです。だから最近は、バリカンなしでフサフサの黒髪の真ん中にいきなりカミソリを入れていって、ロングヘアが残った部分と、青白い頭皮がむき出しの部分とのコントラストが楽しめる作品を、いつのまにか好んで観るようになりました。中国のものですが、けっこうカワイイ娘のビデオが大量にYouTubeあたりに転がっていますよ。

さてこのカミソリ仕事、時間はかかりますが、美容室でカラーとかパーマとかをセットして仕上がりまで待つつときとはワケがちがいます。美容室ではこういうときには雑誌をパラパラとめくったり、お高いところではコーヒーなんかを出してくれたりしますが、これはカミソリ作業のまっ最中です、迂闊に動くと理容師さんの手元が狂いますから(といっても、今回やってもらったときのカミソリは顔剃り用に鋭く研いだものではなく、3枚刃くらいになっているソフトタッチのもののようですが)、ただひたすら待つしかないのです。

もちろん、ケータイでメールの飲み書きとかネットサーフとかはもってのほか(そもそもケータイは貴重品ですから、カットチェアに座るまえにカバンにしまって、店内のはっきり見える場所に預けてあります)、何か思いついてメモを取りたいときなどには非常にイライラするものです。

…あ、ちなみに、ふだんのセルフ剃りとかお風呂とかのときには、生活防水仕様のICレコーダーを愛用しています。

もちろん、こういうお店では、合わせ鏡を常設して後ろが見えるようになっているわけでもありません。したがって、自分の頭の「進捗状況」を見ることもできません

ついでに、自分は強度の眼鏡っ子なので(裸眼ではパソコンの文字すら読めません。文庫本や携帯電話がギリギリです)、「消化試合」の前の段階、バリカンの本番もほとんど見えないのです。世の中の眼鏡っ子のマニア男女さんは、こういうときはどうしてるんでしょう? わざわざこういう場面のためだけにコンタクトレンズを作るのなら、ふだんからコンタクトで生活していますよね。

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さて、最近になってふと気付いたら、今は頭皮の凹凸で理容師さんが手間取ったり、あるいは何かにカミソリが引っかかって出血したりということがほとんどなくなっていました。もしかしたら、長いこと坊主を続けていると、頭皮の汚れがすっかり落ちてキレイになるのかもしれません。まだ1か所だけ吹き出モノが残っていますが、それもあまり気にならなくなりました。

(というわけで、何かをきっかけにいままでの汚い髪とキレイさっぱりサヨウナラして、穢れのないヴァージンヘアをゼロから蓄え直したい、というかた、しばらく剃髪+ウィッグで生活してみてはいかがですか?)

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さて、この程度まで頭皮がキレイになってくると、いちいち蒸さなくてもつめたい水(とはいっても氷水をわざわざ用意するわけではなく、ただの沸かしていない水道水ですが)だけで頭が剃れるようになります。これがキモチイイんです。ココロが引きしまる思いがします。

というわけで、「そういえば、いまは剃髪のときに昔のように出血しないな」というレベルに達したかたは、冷水剃髪にトライしてみる価値があります。(これについてくわしくは、次のページで。)

でも今回、剃りおわってシャンプーがおわって、あまり意味があるとは思えない整髪料を塗ってもらうと、すこしだけヒリヒリしてしまいました。単純に整髪料の溶剤がシミただけかもしれませんが、もしかしたら、しばらくサボっていて頭皮がちょっとヘタったのかもしれません。
 

ストレートカミソリで完璧を目指す

冷水剃りってキモチイイ!