耳隠しショートにまで行けたら、いよいよです。剃髪道への覚悟をきめましょう。
男性の方は通常、ここからスタートですね。
次のステップは耳出しショートですが、ここでひとつ問題が生じます。当たり前のことですが、隠し剃り上げのままでは、剃った部分が丸見えになって、一気に威圧感が出てしまうのです。
そこで、隠し剃り上げからはもう卒業です。刈った部分をお披露目…というと大袈裟ですが、少しだけ伸ばして、刈った部分を堂々と見せる戦略に出ましょう。髪の伸びるスピードは、一説には1か月に1cmといわれています。でも、実際にはもっと伸びるという報告もあり、1.8cm/月 という記録もネット上で見かけたことがあります。
そこでまずは、剃った部分が黒くなるまでは剃髪の快感はおあずけにして、伸ばしましょう。好みにもよりますが、6〜9mmがいちおうの目安です。
次は美容室さんと相談です。剃り上げていた部分を半分くらいだけ曝すのか、ぜんぶ曝して一気にベリショに行ってしまうのかはじっくり考慮しましょう。半分曝した人は、1〜2ヶ月くらいしてから今度は全部曝しに挑戦です。ここからは、バリカンの刈り上げ高さも徐々に短くしていくといいでしょう。
トップの髪も相応に短くしないとバランスが悪くなりますが、ツンツンに立つくらいにしてワックスで後ろに流したスタイルがこの段階では無難だと思います。
【ツーブロック禁止校則のある中高生さんへ＃逆に、徐々に短くしていって丸坊主を目指したい場合には】もご参照ください。
そしていよいよ決断の時です。もはやあなたの髪が長かったことなど誰も覚えていない時期が来たら、スポーツ刈りを注文しましょう。季節は梅雨どきがいいでしょう。理由は「蒸し暑いから」のひとことで押し通しましょう。
長さの指定は最初から短さの極限、「上6mm、横と後ろは0.5mm、前髪だけ2〜3cmくらい残して」がオススメです。不思議なもので、前髪がのこっていると、短くてもフェミニンに見えるのです。イヤリング（穴を開けたくない人は大きめのマグピでも）があると完璧です。
その次は、前髪なしのスポーツ刈りに挑戦してみましょう。それで何とも言われなければ、次こそ坊主です！
このへんで「そんなに短くするな」と言われてしまった人は、その短さで妥協できればそれでもいいでしょう。もちろん、ガマンできなければ前述のとおり、即座に剃ってウィッグです。
6mmのスポーツ刈りが伸びた状態からだと、まずは6mmの丸刈りが無難でしょう。これはもう、誰も何とも言わないと思います。
そのあとは0.5mmの丸刈り、そして最終的に、念願の剃髪です！
ここで注意です。初回の剃髪は、自分ではやらずに床屋さんにやってもらいましょう。自己流でムリにやると、肌を切ってしまって出血すること必至です。
このへんの詳しい話は、【自剃要諦】のページで述べます。
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