橋本剃云

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剃髪・愛の会Q&A No.0013

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Q0013.

20mmくらいの長めの丸刈りが希望です。

そこで、YouTube「I shaved my head」あるいは「Shaving my head」といったキーワードで検索すると、女性のかたバリカンを手に持ち、セルフカット長めの丸刈りへと頭を丸める動画が大量に出てきます。

でも、長めのアタッチメントをつけて額のど真ん中からバリカンを走らせているのに、前髪がぜんせん切れてくれない、というケースが多々あります。そこからハサミで長い髪を切り直すので、せっかく盛り上がっていた雰囲気が台無しです。

こういうトラブルは何が原因でしょうか。そして、何か対策はありますか?

A0013.

この状況は、2つの要因が重なり合って起きています。具体的には、

というのが原因です。

たとえば、ある動画(スミマセン、きちんと記録を取っていなかったので、今となってはその動画のアドレスは不明です)の冒頭では、出演したチャンネル主が次のようなことを言っていました:

I'll try one-and-a-half guard; that's the longest one.
ここでは、選んだアタッチメントの長さ「1と1/2」と言っています。(注:バリカンのアタッチメントは、英語では通常「guard」と呼ばれます。)単位がインチだとすると、1.5インチは38mm。日本で一般的に売られているバリカンでは「40mm」という選択肢がこれに近いでしょうか。これだけ長いアタッチメントを使う場合、「いざ、坊主に!」と意気込んで額のど真ん中からバリカンを入れても、長い前髪が後ろ向きに流れてしまい、すんなりとは切れてくれません。

それだけ長めのカットに仕上げたい場合、とにかく髪の生えている方向に逆らってバリカンを動かすことが絶対条件です。つまり、下から上へ後ろから前へ、というのが大原則になります。前髪は横向きに、つまり左から右へ右から左へとバリカンを走らせるとうまくいきます。

そうすれば、うまく長めの丸刈りに仕上がってくれるはずです。

逆に、ど真ん中から一気に刈り取られる快感をいちばん最初に味わいたければ、最低でも「6mm以下」で第一刀を入れる必要があります。できれば、一番短いアタッチメントをつけて2-3mmか、あるいはいっそのことアタッチメントなしで、エイ!と一気に行ってしまいましよう。そのようにすれば、毛並みの向きに関係なくスパッと切れてくれます。

そして、こちらの選択肢を選んだ場合、いったんバリカンを入れてしまったらもう最後、そのまま丸刈りにする以外の「逃げ道」はすべて絶たれます。なので、途中で怖気づいて坊主挑戦を諦めてしまう、という後戻りの心配もなくなります。(これについては【読者さまからのおたより その8】もご参照ください。)

これからセルフ坊主に挑戦される方は、アタッチメントの長さをどうするのか、今一度ぜひ検討してみてください。

 

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