橋本剃云

Valid CSS

剃髪・愛の会

読者さまからのおたより その2

おたよりはこちらから サイト内・サイト外検索

ご報告がかな〜り遅れましたが、「剃髪を達成した」という悦びの声を、昨年(2016年)末から今年(2017年)1月にかけて立て続けにおふたりのかたからいただきました。そのうちの片方のかたから情報の転載をご快諾いただけましたので、ご紹介いたします。

❤ ❤ ❤

このかた、「当方女性です」と名乗ってくださいました。

物心ついたころから筋金入りの坊主・剃髪フェチで、近年は長らくツーブロック・内側剃り上げのスタイルですごしてこられたそうです。

そして先日とうとう、信頼できる床屋さんに出会えて、みごと念願の剃髪を達成されたとのこと。お風呂に入るたびに頭にカミソリを当てるのが無上の快感、と書いておられました。

そして、

女性の身でありながら、私は修羅の道ならぬ、戻ることのできない剃髪道に足を踏み入れてしまったのかもしれません。

とありました。「剃髪道」というのは我々の造語なのですが、ひろくこの単語が普及してくれたらいいなあ、と思っています。

❤ ❤ ❤

その後、転載の許可をいただくためにこちらからお問いあわせをしたところ、ご快諾いただけたうえに、剃髪達成からの「その後」についてくわしく報告してくださいました。以下ではこちらについてご紹介したいと思います。

いわく、

掲載の件は是非!大丈夫です。
私の体験談が、他の誰かの後押しになれば幸いです。

とのこと。ちょうど最近、【「男も女も丸坊主!応援ツイート」キャンペーン】をはじめたところなので、そちらのかたもぜひ参考にしていただければと思います。

❤ ❤ ❤

さて、結論からいうと、今回は剃髪維持が長くは続かなかったそうです。

その後私はというと、伸ばしてしまいました。
今はベリーショートくらいです。
焦りから、一週間ちょっとしかスキンを楽しまなかったのですが、

じつはこれ、私自身の【初体験のときの心境とよく似ています。

私自身、剃髪初体験直後のもくろみでは、「一線をふみこえて大変身する勇気」をいちどふりしぼることができて、そのとおりに一線をふみこえられたんだから、その後もずっと剃髪をつづけられるだろう、と軽く考えていました。でも実際には、大学1年の5月に剃髪を達成したはいいものの、その後ずっと、得体のしれない「世間」なるものの視線が気にかかってしまって、結局は1か月くらいで毎日の剃髪をやめてしまいました。

(ただ、これにはもうひとつの事情があります。まだそのころは、剃髪という重作業に適した、毛くずで刃が目詰まりしないT字カミソリの存在を知らなかったのです。これからセルフ剃髪をスタートされるかたは、カミソリをえらぶ前に【いざデビウ!お風呂でT字カミソリ】をご一読ください。)

そして、10月に秋学期がはじまったころには、もうすでに私の髪は「ごく普通のベリーショート」になっていました。ちょうどこれから冬にむかってまっしぐらという季節ですから、剃髪に再挑戦するモチベーションはもはや湧いてきません。この頃のことについては、文案がまだほとんど出てこないのですが、いつか、【これがわたしの剃髪道】に新しいページを追加したいなと思っています。

 

さて、そろそろ昔話はこのくらいにして、本題に戻りましょう。

結局のところ、「初回の剃髪後にはどうしても人目を気にしてしまって、短期間で剃髪維持をあきらめてしまう」という法則性が見えてきそうです。もちろん、たった2例だけからの推測ですから、万人にあてはまるという保証はどこにもないのですが、実は他のところでも「ひょっとして同じ現象では?」と思いあたることがあります。これについては機が熟したころに、まだおぼえていれば書こうと思います。

❤ ❤ ❤

さて、そのつぎの段落には、実際に初体験しての新鮮な感想がつづられています。

いろいろな長さを体験した結果、頭皮丸出し感が味わえて、気持ちいいのは3ミリまででした。
3ミリを超えると、髪で頭皮が守られる、保温される、覆われる感覚になり、1センチを超えてしまったら、見た目は坊主でも体感は完全にショートヘアのそれと同じでした。

確かに、完全に剃った直後の状態と、剃髪から2日くらい経ったときの状態と、それよりさらにのびた状態とでは、感触がそれぞれ全然違います。たしかにいわれてみれば、だいたい3mm〜5mmをこえた状態で頭皮が感じる感覚は、頭皮にあたる風の感じかたもふくめて、普通に髪があるときと大差ありません。「剃髪の快感」と「普通の髪型の感触」との分水嶺が、実は直感的な想像よりもずっとみじかい場所にある、というのは、われわれ剃髪道の人間としてはもっとしっかり再認識すべき事実なのかもしれません。

私は、実際切るまではバリカンバッサリフェチだと自分のことを思っており、そこまで剃髪に執着してなかったのですが、やってみたらダントツでスキンヘッドが好きでした。
女としてどうなんだろうって思うんですけど、頭つるつるでとても幸せでした〜〜

この結論、ネット上のいろんなところで剃髪族の男性が異口同音に書いている意見とほぼ一致します。

「女としてどうなんだろう」と書いてはいらっしゃいますが、ちょっと考えてみれば、男性も女性も結局は同じホモ・サピエンスという種族なのですから、リビドーのツボはほとんど同じところにあるはず、と考えるほうがむしろ合理的なんですよね。

❤ ❤ ❤

そのあとには剃髪時代の思い出がつづきます。このへんはすこしだけ、ノロケ気味になっておられます(笑)

お風呂につかりながら、ボディソープをつけて、毎夜綺麗に剃り上げていたのがたまらなく懐かしい。
もうずっとそのままでいたい気持ちもありましたが、世間の目の葛藤から抜け出せずまた伸ばしています。

ちょうど、私がこのサイトを立ち上げたごく初期に書いた【いちど坊主にしてみたい?】というページの内容がそっくりそのまま現実のものになっています。まさに「リビドーに火がついてしまっ」たようです。 そうとなればぜひとも、どこかのタイミングで剃髪に再挑戦して、今度こそ「生涯離れられない剃髪道」へと突き進んでいただきたいものです。

いまから計画的に話をすすめるとしたら、いったん来年の初夏まで髪を伸ばし続けて、その時点で剃髪に踏みきり、その時点からお仕事関係はウィッグ着用で、という段取りが順当でしょうか?

そのあとには

今だって普通の女からしたらずいぶん短い、男性だってもう少し長いくらい、短いのに、もう、坊主慣れしてしまって、これでもむさ苦しく感じます。
また…バリカンで3ミリの丸坊主にして、その後、つるんつるんに剃ってしまいたいな。

とありますので、もうすでに禁断症状の兆候が出てきているようです。再剃髪の実現まで、もうしばらくのガマンですからね!

❤ ❤ ❤

そのあとには、現代社会の息苦しさとも解釈しうるようなメッセージ(そんなに深刻なものではありません、ご安心を^^)がつづられています。当初はその部分も含めて紹介しようと思っていたのですが、申し訳ありません、今回はその部分は割愛とさせてください。

というのは、その部分にどういうコメントを加えようかと思考をめぐらせていたのですが、どうしても自分の感情とシンクロしてしまって、何から書きはじめても結局いつのまにか、ネガティブ思考に陥ってしまうんです。今はちょっと、私の心身の調子が芳しくないようです。

そういうネガティブ思考はこのサイトにはふさわしくありませんので、今回はノロケて上気分になった状態のまま、おたよりの紹介を終わりたいと思います。

❤ ❤ ❤

さて、当サイトでは引きつづき、みなさまからのおたよりをお待ちしております。念願かなって剃髪を実現しましたという悦びの声はもちろんのこと、剃髪したいけどどうしたらいいのかというお悩み相談、あるいはサイトへのあたたかいご指導など、なんでも受けつけています。
 

その1

その3 雪国にお住まいの運動部JK2・Lさんの場合